段階を経て解決する

裁判で戦う

案外知られてはいませんが、国が家庭裁判所を設立したのは戦後になっての話であり、それまでは家庭裁判所というものは存在していませんでした。国民の家庭内の問題を解決する後見的な紛争解決機関として誕生した家庭裁判所はほかの裁判所とは異なった特色を持ち合わせています。すなわち、その後見的な見地から幅広く身内のことや親戚関係や相続問題や戸籍のことなど、利用しやすい制度となっています。最近では法改正もあり、年々整備されてきていて利用者もうなぎ登りになっている状況です。離婚調停はその中でも中核を担う事件です。夫婦円満を目指すものも含め、離婚調停の利用者は相当数います。その結果成立できた離婚は調停離婚と呼ばれて、自分だけの届出でできます。

離婚調停は民間人の調停委員と言われる人たちが双方から事情を聴いて話し合いを進めていきます。話し合いと言いましても、それぞれから交互にその内容を聞き出して、双方の意見を聞き入れて、何とか他方を説得していくという作業が繰り返されるようです。離婚調停といえど、話し合いによることの限界がありますから、合意に至ることができなければ不成立という終わり方になります。そのあと裁判までやって判断を仰ぐかどうかは別のステップになります。これはもっぱら訴訟手続きなので、本格的に弁護士に依頼することになるのではないでしょうか。法律上の離婚原因が認定され、この内容が確定すれば、裁判において離婚となり、これは裁判離婚と呼ばれます。